中国の空母「福建」の完成が近いことを示すビデオ

中国の空母「福建」の完成が近いことを示すビデオ。写真・映像提供:中国国営メディア
中国の空母「福建」の完成が近いことを示すビデオ。写真・映像提供:中国国営メディア

中国国営メディアが公開した新しい画像とビデオにより、同国最新の空母福建」の最新の様子が明らかになった。

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福建は、中国が完全に設計・開発した初の空母である。

さらに、福建は中国人民解放軍海軍(PLAN)が従来の「スキージャンプ」方式ではなく、カタパルトを使用して航空機を発艦させる最初の空母となる予定だ。

国営CCTVネットワークによって公開されたビデオは、Type 003としても知られる福建が最近行われた係留試験を行っている様子を映し出している。この試験は重要で、船がまだ係留されている間に主要な推進機構を評価するものである。これらの映像は、福建が海上試験に近づいており、運用開始の重要な段階であることを示唆している。

2022年6月に進水した福建は、CATOBAR(カタパルトによる発艦、しかし制動回収)の配置を採用し、現在、上海の長興江南造船所で最終段階にある。

ビデオで明らかにされた興味深い詳細の一つは、指揮室の後部にある瀋陽J-15戦闘機のモデルの存在である。その航空団の正確な構成はまだ不明だが、J-15のカタパルト版であるJ-15Tが空母において重要な役割を果たす可能性が高い。この戦闘機モデルはすでにサービス中で、PLANの他の2隻の空母、Type 001「遼寧」とType 002「山東」で運用されており、両者ともSTOBAR(短距離発艦、しかし制動回収)システムを使用している。

中国の空母「福建」の完成が近いことを示すビデオ。写真・映像提供:中国国営メディア
瀋陽J-15

福建と瀋陽J-15戦闘機が遼寧での第一、第二の発艦位置にいる画像は、中国の海軍能力の持続的な成長を示している。福建の完成が近づくにつれ、PLANの海軍は技術と海上力のプロジェクション能力の大きな飛躍を遂げようとしている。

写真・映像提供:中国国営メディア

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